世界自然遺産・知床への入り口で出迎えてくれる名瀑
北海道の北東の端、突き出た半島全体が世界遺産に登録されている「知床(しれとこ)」。
手つかずの大自然が残るこの場所へ向かう旅の途中、国道沿いに突如として現れる絶景スポットがあります。
それが「オシンコシンの滝」です。
「日本の滝100選」にも選ばれているこの滝。
アイヌ語で「川下にエゾマツが群生するところ(オ・シュンク・ウシ)」という意味を持つそうです。
その名の通り、豊かな自然に抱かれたこの滝は、知床観光の際には絶対に外せない定番スポットでありながら、その迫力は想像を遥かに超えるものでした。
今回は、私が実際に訪れて感じたオシンコシンの滝の魅力、そして近隣にある隠れた名所「三段の滝」や冬の流氷の絶景についてもレポートします!
アクセス抜群!車を降りて1分で絶景へ
オシンコシンの滝の最大の魅力の一つは、そのアクセスの良さです。
多くの絶景スポットが「駐車場から山道を20分歩く」といったハードルがある中で、ここはなんと駐車場から徒歩1分!
国道334号線沿いに広めの無料駐車場があり、車を停めて階段を少し登るだけでもう目の前が滝なんです。
「え、こんなに簡単に着いちゃっていいの?」と思うほどあっけない到着。
しかし、その手軽さとは裏腹に、目の前に広がる光景は圧倒的でした。
迫力満点!「双美の滝」と呼ばれる理由

展望台に立つと、水しぶきがかかるほどの距離に巨大な滝が。
落差50メートルから流れ落ちる水量は凄まじく、ゴウゴウという轟音が耳を打ちます。
この滝、よーく見てみてください。
途中で流れが2つに分かれているのがわかりますか?
この独特の形状から、別名「双美(そうび)の滝」とも呼ばれています。
私には、この形がなんだかジブリ映画「となりのトトロ」のトトロのように見えました。
2つの流れが耳に見えませんか?
そう思うと、荒々しい水流の中にもどこか愛嬌を感じてしまいます。
晴れた日には、水しぶきに虹がかかることもあるそうです。
マイナスイオンを全身に浴びて、長時間のドライブ疲れも一瞬で吹き飛びました。
振り返ればオホーツク海!冬は流氷の海に変貌

滝に見とれてばかりではいけません。
ぜひ、後ろを振り返ってみてください。
そこには雄大なオホーツク海が広がっています。
私が訪れたのは秋でしたが、青い海と空が広がり、とても気持ちの良い景色でした。
しかし、この場所の真骨頂は「冬」にあるのかもしれません。
1月下旬から3月頃にかけて、このオホーツク海は真っ白な流氷に埋め尽くされます。
「凍った海と、凍てつく滝」
想像しただけで武者震いがするような絶景です。
冬の知床は極寒ですが、その厳しさの中でしか見られない、白と青の世界。
次回はぜひ、防寒着を着込んで冬にリベンジしたい!と強く思いました。
隠れた名所「三段の滝」もセットで楽しもう

オシンコシンの滝から、知床・ウトロ方面へ車でわずか2分。
ここに見逃しがちな小さな滝があります。
その名も「三段の滝」。
道路脇にあるので、うっかり通り過ぎてしまいそうになりますが、ここも風情があって素敵な場所です。
落差は25メートルほど。
名前の通り、水が三段になって流れ落ちて…いるはずなのですが、私が見た時は水量の関係か、あるいは角度の問題か、はっきりと三段とは識別できませんでした(笑)。
それでも、豪快なオシンコシンの滝とは対照的に、どことなく静かで「わびさび」を感じさせる佇まい。
岩肌を滑るように流れる絹のような水流は、見ていて心が落ち着きます。
オシンコシンの滝の「動」と、三段の滝の「静」。
この2つを見比べるのも面白いですよ。
お土産も充実!「オシンコシン館」
オシンコシンの滝の駐車場には、売店「オシンコシン館」があります。
ここでは知床の銘菓や海産加工品、そしてちょっと変わった現地ならではのお土産が手に入ります。
私が気になったのは「カバノアナタケ茶」。
北海道やロシアなどの寒冷地の白樺の木に寄生するキノコで、「森のダイヤモンド」とも呼ばれる貴重なものだとか。
健康茶として人気があるそうで、試飲させてもらいましたが、クセがなくて飲みやすかったです。
また、知床といえば「鹿肉」や「鮭」も有名。
ジャーキーやトバなど、お酒のおつまみに最高な商品がたくさん並んでいました。
まとめ:知床旅の始まりはここで決まり!
オシンコシンの滝は、ウトロ温泉や知床五湖へ向かう道の入り口に位置しています。
まさに「知床のウェルカムゲート」のような存在。
ここを通らずして知床へは行けません。
車を降りてすぐに味わえる大迫力。
海と滝のコントラスト。
そして四季折々に見せる表情の変化。
滞在時間は15分〜30分ほどでも十分に楽しめますので、知床ドライブの際はぜひ立ち寄って、大自然のパワーをチャージしてください。
ここから始まる知床の旅への期待が、一気に高まること間違いなしです!
アクセス・詳細情報
オシンコシンの滝
- 住所:北海道斜里郡斜里町ウトロ西
- アクセス(車):女満別空港から約1時間半。斜里市街からウトロ方面へ国道334号線を約40分。
- 駐車場:あり(無料、普通車65台)
- トイレ:あり(24時間利用可能)
- 料金:無料
- 見学所要時間:約20分

