3度目の正直!幻の滝「清水滝」へ
熊本県阿蘇郡南阿蘇村。
雄大な阿蘇の大自然の中に、たどり着くのが非常に難しい、まるで幻のような滝があるのをご存知でしょうか?
その名は「清水滝(しみずのたき)」。
「神の所業」「自然の芸術」と称されるその美しい姿を一目見ようと、私は過去に2度挑戦しました。
しかし、結果は惨敗。
複雑な道のりと、ナビの誤った案内により、どうしてもたどり着くことができなかったのです。
そして今回、3度目の正直。
徹底的な予習と執念で、ついにその神秘のベールを剥ぐことに成功しました。
苦労の末に出会えた、感動の絶景レポートをお届けします。
最大の難関!「清水滝」への正しい行き方
まず最初にお伝えしたいのは、「Googleマップのナビ通りに行ってはいけない」ということです。
私も過去2回、ナビを信じて突き進み、とんでもない山道や行き止まりに案内され、涙を飲みました。

これが過去の失敗写真です(笑)。
車一台がやっとの激狭道を登り詰め、挙句の果てに脱輪しかけた苦い思い出……。
運命の分かれ道「2つ目の看板」を探せ!
正解のルートを行くためのキーワードは、「看板」です。
- まず、目印となる木造のコンビニ(南阿蘇村)から出発します。
- 約3キロほど進むと、「清水滝」と書かれた1つ目の看板が現れます。
- 【重要】この1つ目の看板の矢印には従わないでください!(ここを入ると過去の私の二の舞になります)
- 1つ目の看板を無視してさらに900メートルほど直進すると、2つ目の「清水滝」の看板が現れます。
- この2つ目の看板の矢印こそが、正解ルートへの入り口です!
この攻略法さえ知っていれば、勝利は目前です。
「1つ目はフェイク、2つ目が正解」。これを合言葉に進みましょう。
雪道を超えて、いざ聖域へ

私が訪れたのは1月のお正月。
南阿蘇は美しい雪化粧に包まれていました。
2つ目の看板から正解ルートに入り、しばらく車を走らせると、ようやく「第一駐車場」に到着します。
ネット情報では「さらに奥の第二駐車場までも行けるが、道が狭いので第一駐車場から歩くのが無難」とありましたが、そこはあえて挑戦。
……結果、やはり「第一駐車場」に停めることを強くお勧めします(笑)。
雪解けのぬかるみと狭い道幅で、生きた心地がしませんでした。

車を停め、案内板を読み、階段を下っていきます。
静寂に包まれた森の中、期待が高まります。
突如現れる異国情緒!ガネーシャと赤鬼?

坂道を下りきると、目の前に不思議な光景が飛び込んできました。
滝の前に鎮座するのは、白い象に乗った仏像……?
どうやら「普賢象(ふげんぞう)」のようですが、そのエキゾチックな雰囲気はまるでインドの神様、ガネーシャのよう。

さらにその横には、黄色いパンツを履いたユーモラスな赤鬼の像も。
神聖な場所でありながら、どこかカオスで不思議な世界観。
しかし、この独特の雰囲気が、これから現れる滝の神秘性をより一層高めているように感じます。
奇跡の絶景!「清水滝」の氷瀑
そして、ついにその時が来ました。
像の奥、岩壁に囲まれた空間に、その滝はありました。

「うわぁ……美しい……」
落差は約10メートル。
決して豪快な滝ではありませんが、その姿はあまりにも優美で、幻想的でした。

冬の寒さで水の一部が凍りつき、「氷瀑」となっていました。
つららのように垂れ下がる氷の結晶。
岩肌を濡らす湧水の輝き。

何より驚いたのは、その色彩の豊かさです。
岩石の赤褐色。
苔や藻が織りなすエメラルドグリーンと黄金色。
そして滝つぼの澄んだブルー。

まるで計算された絵画のように、すべての色が鮮やかに調和しています。
「光り輝く緑藻のシャワーカーテン」とでも呼ぶべきでしょうか。
阿蘇の湧水が作り出す、まさに自然の芸術作品です。
まとめ:迷ってでも行く価値がある「神の泉」
3度目の挑戦でようやく出会えた清水滝。
そこは、単なる観光地ではなく、何か神聖な空気が流れるパワースポットのような場所でした。
苦労してたどり着いた分、その感動もひとしお。
写真映えも抜群ですが、写真では伝えきれない「空気感」をぜひ現地で味わってほしいと思います。
冬の氷瀑はもちろん、新緑の季節もきっと美しいはず。
皆さんも、ぜひ「2つ目の看板」を信じて、この奇跡の滝を目指してみてください。
アクセス・詳細情報
清水滝(しみずのたき)
- 住所:熊本県阿蘇郡南阿蘇村白水(白川水源近く)
- アクセス:阿蘇白川駅から車で約15分。※道順に注意!2つ目の看板を目印に。
- 駐車場:あり(第一駐車場推奨)
- 所要時間:駐車場から徒歩約15分

