【安の滝】日本の滝100選・第2位の実力は伊達じゃない!計算された虹と紅葉のコラボに震えた日(秋田県北秋田市)

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「日本の滝好き」が選ぶ第2位の滝へ

あなたは「日本の滝100選」をご存知でしょうか?
全国にある数多の滝の中から選ばれた100の名瀑たち。
その中でも、ファン投票などで常に上位にランクインし、なんと「第2位」に選ばれたこともあるという伝説の滝が、秋田県の山奥にあります。

その名は「安の滝(やすのたき)」。
中ノ又渓谷の上流、標高約800メートルに位置するこの滝は、容易には人を寄せ付けない秘境にあります。

「第2位ってことは、相当すごいんでしょうね?」
期待と、ほんの少しの疑い(笑)を抱きつつ、私は秋田の山深くへと車を走らせました。
しかし、到着した私を待っていたのは、想像を遥かに超える「奇跡の絶景」でした。

たどり着くまでが修行!崖っぷちドライブ

安の滝への道のりは、決して楽ではありません。
最寄りの集落から山道に入ると、そこはもう別世界。
すれ違い困難な細い砂利道が、延々と約6キロメートルも続きます。

「これ、対向車来たらどうすんの…?」
右側は崖。落ちたら一巻の終わりのような谷底が見えます。
途中、「クマ出没注意」の看板を横目に見ながら、冷や汗をかきつつハンドルを握ります。
運転に自信のない方は、本当に気を付けてくださいね。

駐車場からも修行は続く…山道を40分!

登山道の様子

ようやく駐車場に到着しました。
しかし、ここからが本番です。
安の滝までは、遊歩道を歩いて片道約30〜40分。
「遊歩道」という名前ですが、実際は立派な「登山道」です。

アップダウンのある山道。
木の根っこが張り巡らされた道。
息を切らしながら歩を進めます。
でも、森の空気は澄んでいて、紅葉し始めた木々が目を楽しませてくれます。

なんと!
私が駐車場に着いたのは9時半頃。
計算もせず適当に来たのですが、まさかのベストタイムだったようです。
これは期待が高まります!

ついに姿を現した「安の滝」!その神々しさに言葉を失う

安の滝 全景

山道を歩くこと約40分。
「ゴーッ」という水音が大きくなり、森が開けたその瞬間。
私の目に飛び込んできたのは、圧倒的なスケールの「白」でした。

「うわぁ……すごい……!」

落差90メートル。
上段と下段の二段に分かれて流れ落ちる、優美かつ豪快な姿。
黒い岩肌を、白い絹の布が幾重にも重なって滑り落ちていくようです。
その美しさは、まさに「女性的」という言葉がぴったり。

そして奇跡の瞬間…「虹」がかかった!

虹がかかる安の滝

滝つぼの近くまで行くと、水しぶきが霧のように舞っています。
そして、おじさんの予言通り!
太陽の光が差し込み、滝の中ほどに鮮やかな虹がかかりました!

「うおぉぉぉ!虹だ!」
周りにいた数人の登山客からも歓声が上がります。
紅葉の「赤」と「黄」。
空の「青」。
滝の「白」。
そして虹の「七色」。
すべての色が調和した、この世のものとは思えない光景。
「第2位」の実力、完全に見せつけられました。いや、私の中では間違いなく第1位です。

滝の裏側?隣には「白糸の滝」も

白糸の滝

安の滝のすぐ隣には、ひっそりと流れる「白糸の滝」もあります。
こちらは水量が少なく、繊細な流れ。
豪快な安の滝と対照的で、夫婦のような佇まいです。

また、安の滝は上段の滝壺の近くまで登ることができます(鎖場などがあり少し危険ですが)。
もっと近くでマイナスイオンを浴びたい方は、足元に十分注意してチャレンジしてみてください。
私は下段の滝壺前で、ただただ呆然と立ち尽くしていました。

秘湯「マタギの湯」で汗を流す

感動の余韻に浸りながら下山した後は、近くにある「打当温泉 マタギの湯」へ。
冷えた体と登山の疲れを癒やすには最高です。
「マタギ」の名の通り、館内には熊の毛皮などが飾られていて雰囲気満点。
露天風呂から眺める紅葉もまた格別でした。

まとめ:一生に一度は見るべき「秋田の至宝」

安の滝への訪問は、運転も歩きも大変です。
でも、その労力を払ってでも見る価値が、ここには確実にあります。

アクセス道路は冬期間(11月下旬〜5月下旬)は閉鎖され、夏場でも大雨などで通行止めになることが多い場所です。
行けるタイミングがあれば、それは「呼ばれている」のかもしれません。
ぜひ、スニーカーと熊すず、そして「感動する心」を持って、秋田の秘境へ出かけてみてください。

あの虹と滝の絶景は、きっとあなたの瞳と心に一生焼き付くはずです。

アクセス・詳細情報

安の滝(やすのたき)

  • 住所:秋田県北秋田市阿仁打当
  • アクセス(車):秋田内陸縦貫鉄道「阿仁マタギ駅」から車で約25分(駐車場まで)、さらに徒歩約40分。
  • 駐車場:あり(無料、約20台)
  • トイレ:駐車場にあり(汲み取り式)
  • 見学可能期間:6月上旬〜11月中旬(積雪状況による。冬期通行止め)
  • 備考:クマ出没地域のため、熊鈴など対策推奨。歩きやすい靴必須。